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最強組織の法則/ピーター・センゲ

有名な本なので一度は読んでみようと手に取ってみましたが、ちょっと難解でした・・・原書自体が難解なのか、日本語訳の問題なのか。良い本だとは思いましたが、もっと平易な文章で書けばいいのに、と思ってしまったり。 システム思考 構造的要因が行動を形…

More Joel on Software/Joel Spolsky

Joel on Softwareのエッセイ集の2作目。最高の人材はマーケットには出てこない。そんな中、優れた開発者を見つけるには・・・ こちらから出向く(これはすぐにでもできること) インターンシップ(これもできるかな) 自分のコミュニティを作る(Joelはでき…

真説「陽明学」読書メモ

何とか読了。とりあえず、心に残ったところを残しておく。レビューはまたあとで書く。。。予定。 陽明は34歳のころになって聖人になるための<立志>の大切さを訴え始めている。「人はまず、必ず聖人になるのだという志を立てなければならない」と主張し、陽…

ファイナンシャル・マネジメント/ロバートC・ヒギンズ

ファイナンスの初学者向け(要は私向け)の書籍としては、かなり良い部類に入るのではないかと思う。だって、ファイナンスを知らなかった私でも理解できたし:P ブリーリー・マイヤーズはちょっと・・・という方は、このあたりから読み進めていけば、ちょっ…

いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力/三谷 宏治

世に良く言う「発想法」。KJ法に代表されるような「発散と収束」ではジャンプした発想は得られない。自分たちの頭に頼っているだけの「発散」ではダメで、「発見する力」「発見する方法論」が必要だと著者は説く。その方法論として挙げているのが、発想を飛…

超凡思考/岩瀬 大輔・伊藤 真

岩瀬氏・伊藤氏の師弟コンビによる一冊。 岩瀬氏・伊藤氏ともに、帯のコメントにある通り「『当たり前』を愚直にやりきる」ことの大切さを繰り返し説く。言われてみればごもっとも。でもそれをきちんとやりきることって、なかなかできることじゃないんだよな…

直球勝負の会社―戦後初の独立系の生命保険会社はこうして生まれた/出口 治明

戦後初の独立系生保を立ち上げた出口社長の一冊。 Wikipediaなどを見るに、どうやら出口氏は生保業界では「伝説の人」なのだそうだ。恥ずかしながら、私はこの本を読むまで、そこまですごい人だとは知らなかった。副社長の岩瀬氏のことは「ハーバードMBA留学…

日本の経営/ジェームス・C・アベグレン

日本企業における変革を研究するに当たり、是非事前に読んでおきたいと思っていた一冊。日本は、欧米的でもなく共産主義でもない第三の道を歩み、欧米以外の国で唯一工業国とも呼びうるまでになった。その原動力となった日本的経営の特徴として「終身雇用」…

「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ/谷岡 一郎

社会調査・定量分析を行うなら、一度は読んでおきたい本。この国の調査の過半数はゴミである。ゴミのような調査しかしないから、ゴミのような結果しか出てこない。いわゆるGIGO(Garbage In, Garbage Out)。新聞や雑誌といったメディアの記事にもゴミがいっ…

V字回復の経営/三枝 匡

三枝氏の三部作の三冊目。ちなみに残りの2冊は「戦略プロフェッショナル」と「経営パワーの危機」。大学院の友人から勧められて読んだ本なのだが、この本は本当に面白い。三枝氏の実体験を元にしたケースだから、内容が非常にリアルで読んでいくうちに自然と…

ジョン・コッターの企業変革ノート/J・P・コッター

企業変革力(Leading Change)の続編。「大規模な変革を成功に導く8つの段階」のそれぞれにおいて、それぞれの段階が実際にどのように実現されたのかについての事例集となっている。 変革の8つの段階そのものに対する理解を深めたいなら、「企業変革力」の…

若者はなぜ3年で辞めるのか?年功序列が奪う日本の未来/城 繁幸

私が通っている社会人大学院の研究プロジェクトとして、「再生局面にある企業におけるリーダーシップ」についての研究を行おうとしている。私は、再生局面でのリーダーシップを、特に伝統的な日本企業において発揮する際の特徴、発生する問題点についての考…

駆け出しマネジャーアレックス リーダーシップを学ぶ/マックス・ランズバーグ

広告代理店の新任CEOアレックスが、様々な問題に直面しながらも、リーダーシップを発揮し、変革をリードしていく様子を物語調にまとめている。とても読みやすい一冊。リーダーシップとは何なのか、変革をリードしていくためにはいつ何を考え行動していかなけ…

真実の瞬間 SASのサービス戦略はなぜ成功したか/ヤン・カールソン

SASグループCEO、ヤン・カールソンの一冊。真実の瞬間とは、現場で従業員がお客様と接するわずかな時間のことを指す。顧客にとっての企業の印象・評価は、立派な本社ビルや高性能な航空機で決まるのではなく、顧客に接する最前線の従業員のサービスの質で決…

さらば財務省!

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白作者: 高橋洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/03/19メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 545回この商品を含むブログ (146件) を見る筆者が大蔵省に入省してから小泉・安倍内閣を経て退官するまでの間に…