2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ファイナンシャル・マネジメント/ロバートC・ヒギンズ

ファイナンスの初学者向け(要は私向け)の書籍としては、かなり良い部類に入るのではないかと思う。だって、ファイナンスを知らなかった私でも理解できたし:P ブリーリー・マイヤーズはちょっと・・・という方は、このあたりから読み進めていけば、ちょっ…

いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力/三谷 宏治

世に良く言う「発想法」。KJ法に代表されるような「発散と収束」ではジャンプした発想は得られない。自分たちの頭に頼っているだけの「発散」ではダメで、「発見する力」「発見する方法論」が必要だと著者は説く。その方法論として挙げているのが、発想を飛…

超凡思考/岩瀬 大輔・伊藤 真

岩瀬氏・伊藤氏の師弟コンビによる一冊。 岩瀬氏・伊藤氏ともに、帯のコメントにある通り「『当たり前』を愚直にやりきる」ことの大切さを繰り返し説く。言われてみればごもっとも。でもそれをきちんとやりきることって、なかなかできることじゃないんだよな…

直球勝負の会社―戦後初の独立系の生命保険会社はこうして生まれた/出口 治明

戦後初の独立系生保を立ち上げた出口社長の一冊。 Wikipediaなどを見るに、どうやら出口氏は生保業界では「伝説の人」なのだそうだ。恥ずかしながら、私はこの本を読むまで、そこまですごい人だとは知らなかった。副社長の岩瀬氏のことは「ハーバードMBA留学…

ChromePlusを入れてみた

PC

今まではずっとSleipnirとFirefoxを使い分けていたのだけれど、思うところがあってGoogle Chromeにメインブラウザを切り替えてみようと思い立った。Chromeは速くて快適なのだけれど、マウスジェスチャが効かないこと、FirefoxのIE Tab相当の機能がないため、…

日本の経営/ジェームス・C・アベグレン

日本企業における変革を研究するに当たり、是非事前に読んでおきたいと思っていた一冊。日本は、欧米的でもなく共産主義でもない第三の道を歩み、欧米以外の国で唯一工業国とも呼びうるまでになった。その原動力となった日本的経営の特徴として「終身雇用」…

「社会調査」のウソ リサーチ・リテラシーのすすめ/谷岡 一郎

社会調査・定量分析を行うなら、一度は読んでおきたい本。この国の調査の過半数はゴミである。ゴミのような調査しかしないから、ゴミのような結果しか出てこない。いわゆるGIGO(Garbage In, Garbage Out)。新聞や雑誌といったメディアの記事にもゴミがいっ…